2010年8月6日金曜日

手紙

♪元気でいるか 街には慣れたか
友達出来たか 寂しかないか お金はあるか
……(省略)……
手紙が無理なら 電話でもいい…♫

巷で一番問題になっている100歳以上の高齢者。
悲しい話だ…。

1977年に発表されたさだまさしの歌
「案山子」から見えてくるものが…。

手紙を出すのが好きかと聞かれると…
首を傾げるわたし。
しかし、パソコン通信が発達する前までには…。
毎日にように手紙を書いた記憶がある。

郵便ポストを開けるのが楽しみで楽しみで…
手紙をいっぱい出した思い出が…。

今はみんな同じ書体のメールにすっかり変わってしまった。
顔も性別も年齢も知らない赤の他人とリアルタイムで会話をする時代だ。
時間と空間のズレが感覚のズレまで生み出したのであろう。

案山子の歌を口ずさんだことがある人たちには…
家族という強大な力を持つ絆があっただろう。
もくもくと待ち続ける親…案山子には無条件の愛が…。

しかし、現代文明は人間に便利さを与えた半面、
一番大事な心を奪ってしまった気がする。
その一例が今回の高齢者問題かもしれない…。

無関心の時代…無責任の時代…無関係の時代…に
一通の手紙が一番必要なものかもしれない気がする。

手紙が無理なら 電話でもいい…!